2022年 夏の電子顕微鏡解析技術フォーラム

日本顕微鏡学会・電子顕微鏡解析技術分科会では、機能性材料や電子デバイスの評価に関する身近な問題点をざっくばらんに話し合う場として《電子顕微鏡解析技術フォーラム》を開催しています。

本フォーラムでは、例年、参加者が会場に集まりFace to Faceでの議論を行っておりますが、新型コロナ感染拡大防止対策として、今回もオンラインで開催します。

今回のテーマは「美味しいウナギ(eel)の捌き方・焼き方教えます! ~EELSの基礎から最新技術まで~」と題し、近年の材料開発において局所構造を反映した化学結合情報を得るための手段として様々な評価解析が実施されているEELS(Electron Energy Loss Spectroscopy)を取り上げます。

電子顕微鏡に搭載されたEELSでは単なる元素分析にとどまらず、ナノスケールにおける材料の存在状態を理解するうえで重要な評価手法となっており、これまで本会にご参加頂いた方々からも常にテーマ化の要望の多い評価技術のひとつでした。
今回はEELSのエキスパートの方々より、基本原理から実際の適用事例、データの取扱いや最新の解析方法、また利用者が直面する問題点と対策等についてご講演頂きます。
講演内容に関して、参加者の皆様からの質問を頂きながら、これからEELSの活用をお考えの方も含めて活発な議論を交わし、日頃の電顕業務の問題解決の糸口が得られる場となれば幸いです。
電子顕微鏡に携わる皆様、ふるってご参加ください!


1. 主 催:公益社団法人 日本顕微鏡学会・電子顕微鏡解析技術分科会

2. 日 時:2022年8月25日(木)10:00 ~ 17:00(予定)
                        
3. 開催形式:オンライン開催(Web会議システムTeams)

4. プログラム

■チュートリアル

初学者のためのEELS基礎                                  治田 充貴(京都大学)

EELSデータ解析の基礎と実際の操作                           伊野家 浩司(アメテック)

■トピックス

その場STEM-EELSを用いた金属酸化物の還元過程の状態変化解析         五十嵐 啓介(日立ハイテク)

赤外~可視領域のSTEM-EELSスペクトルを用いたInGaZnO薄膜の物性評価     川崎 直彦(東レリサーチセンター)

■一般講演

非水系試料におけるクライオ電顕技術                           島貫 純一(日産アーク)

■ざっくばらんトーク

試料作製・測定・解析など、皆様の日頃の問題点をじっくり議論します。


チュートリアル、トピックス講演、一般講演のアブストラクト


5. 参加費:無料


6. 定 員:150 名


7. 参加申込み:お申込みが定員に達しましたので、締め切りました。


8. 問い合わせ先および申込み先:
  日鉄テクノロジー(株) 水尾 有里 mizuo.yuri.8dg@nstec.nipponsteel.com
   電話: 0439-80-2866 ファクシミリ: 0439-80-2733

<電子顕微鏡解析技術分科会責任者> 丸山秀夫(カネカテクノリサーチ)
実行委員長:和田 充弘(三井金属)
<電子顕微鏡解析技術フォーラム実行委員> 石丸 雅大(サーモフィッシャーサイエンテフィック)、乾 光隆(セイコーエプソン)、
遠藤 徳明(日本電子)、木村 耕輔(東レリサーチセンター)、工藤 修一(キオクシア)、志摩 会実佳(東芝ナノアナリシス)、
白井 学(日立ハイテグ)、高橋 知里(産総研)、長澤 忠広(ライカマイクロシステムズ)、水尾 有里(日鉄テクノロジー)、
宮澤 知孝(東京工業大学)、武藤 俊介(名古屋大学)、村上 和歌子(リコー)、吉田 誠(旭化成)


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